2022年、本学硬式野球部は創部10周年を迎えます。
創部3年目以降14シーズン、1部リーグを主戦場にし、今春も「神宮」を目標にできることに対して、1期生から今年卒業していく6期生の学生たち、部員を陰ながら支えてくださる保護者や関係者の方々に、改めて感謝したいと思います。
同時に10年後・20年後の後輩たちにもこの環境を残していくために、自身や現チームがどうあるべきか、その視点を持ってこの1年も学生とともに過ごしていきたいです。
本学硬式野球部は私立大学ですが、その活動内容は「公共性」の高いものです。新潟県で唯一大学野球1部リーグに所属しているという環境がそうさせているのかもしれません。「強い」だけではなく、野球界を越えて広く社会から「必要とされる」チーム運営を目指しています。今年も「自チーム本位」の活動に終始するのではなく、自チームに対して常に「公」の意識を持って、運営していきたいなと思います。
学生には今年も1度きりの人生、1度きりの大学生活で、野球をやる意味、野球を通して実現したいこと、なりたい自分・・・それらを恥ずかしがらずに、怖がらずに、諦めずに思いっきり目指してほしいです。
「成功」も「失敗」もすべて未来に向けた経験値です。この4年間で野球を通して得た様々な経験値は、社会を生き抜くための強固な土台になります。「成功」や「レギュラー」にしか意味がないのであれば、これだけ多くの部員を受け入れることはしません。社会的意味、将来的意味を学生時代に見出すことは難しいかもしれませんが、今年もこのグラウンドが、1人でも多くの学生にとって「夢をあきらめた場所」ではなく、「夢をかなえた場所」になるように最大限サポートしていきたいと思っています。頑張りましょう!
監督:鵜瀬亮一